フィンランド語を学んでみたい。
フィンランド好きなら必ずしも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
今回はそんな人へ。
”わたしがフィンランド語が学びやすいと思える特徴について”
書いていこうと思います。
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前置き
本当であれば、フィンランドに住んでいる人やフィンランドと関わりを持って働いている人に聞いた方が早いかもしれないし、
むしろ、そういう人がフィンランド語について話をした方が説得力があるかもしれません。
わたしなんて、10ヶ月しか留学してないわけですから。笑
けれど、それなりにがんばって勉強してきた立場から、
少しお話していきたいと思います。
”10ヶ月留学していた人が思う、フィンランド語の学びやすさについて”
という目線で読んでいただけると嬉しいです。
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フィンランド語が学びやすいと思う理由.その1:発音がわかりやすい
フィンランド語は主に私たちが使っているローマ字の他に
ä・ö
という点が文字の上に2つついた言葉があります。
この言葉を含めた、28個の文字が使われます。
面白いのは、その発音方法。
例えば”ありがとう”は
Kiitos(キートス).
そして”おはよう”は
Huomenta(フオメンタ).
“バイバイ”は
Moimoi(モイモイ).
です。
こうやってみると
「あれ、意外と読めるな。」
と思った人もいるのではないでしょうか。
まさにその感覚は正しく、
基本的な言葉は私たちがよく使っている
ローマ字読み
で対応できるのです。
ä öのように少し特殊な発音をしたり、
“J”を発音しなかったりと、
“R”が下を巻く発音だったりと、
私たちが普段使わないような発音もありますが、
基本的には、今のなにも練習していない状態でも
綺麗に発音できてしまうものが多い。
ということです。
th,v,rの発音。
英語で非常に苦労したのではないでしょうか。
また、文が短くなったときの音や、日本語に使われていない特殊な音もあります。
そういう英語特有の難しさがフィンランド語にはあまりありません。
日本人が元々使っている、ローマ字読みの発音の仕方と似ている。
そのため発音はしやすいのです。
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フィンランド語が学びやすいと思う理由.その2:アクセントが文の一番最初
英語は、どこにアクセント(言葉で一番強く発音する部分)を置くか。
大切ですよね。
センター試験でも、中学英語でも高校英語でも、いやというほど学びました。
そのアクセントが、
フィンランド語は一番前にくる。
これだけなのです。
とってもシンプル。
単語によって、イントネーションを変える必要はないということです。
これは文章にも当てはまり、文章の時にもアクセントの強いポイントは一番前にきます。
これは覚えやすいですね👌
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フィンランド語が学びやすいと思う理由.その3:文の構造を作りやすい
日本語と英語。
よく言われるのが、結論を先にいうか後にいうか。
日本語は最後まで話を聞かないと分からないって言いますよね。
あとは、前置詞について。
on, at, by, in…
たくさん前置詞があり、それをどこにくっつけるのか
迷いますよね。
一方でフィンランド語。
若干の違いはあるものの、文の構造は英語よりもかけ離れていないと思います。
英語のような前置詞がない代わりに、日本語の助詞にあたるような、「てにをは」はあります。
これを格変化(シャムオト)とよび、いくつかあります。
ここでは深くは触れませんが、この格変化が名詞にくっつき使いたい助詞によって、単語の最後が変わります。
それによって、なにを言いたいのかを理解できるようになります。
本の:Kirjan(キルヤン)
本は:Kirjaa(キルヤー)
本で:Kirjasta(キルヤスタ)
本に:Kirjassa(キルヤッサ)
このように使いたい助詞によって単語の後ろが変化していくため、
基本的にルールさえ覚えたら、あとはそれに合わせてその時々で変えるだけなので、そこまで難しくはありません。
文の順番も日本語の文法と近しいところがあるため、最初からある程度文の内容を理解しながら、学んでいけると思います。
文の構造、その変化が日本語の文章構造と似ている。
そういう意味で、文の内容を理解しやすく、自分が文を作る時も
作りやすいのです。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は多くの人が第二外国語として学ぶ英語と比較しました。
学ぶ時にネックになる、発音の難しさや、文法の特殊性、
そういった新しさがあまりないのがフィンランド語の特徴です。
フィンランド語を学ぼうと思っている人、
学びたいけど、できるかなぁと不安になっている人
大丈夫です。
意外に簡単に学べます。
ぜひぜひ、勉強してみてください!
とはいえ、日本語にはない難しい部分もあったりします。
なので次回は、”フィンランド語学習において難しいと思う部分”
を書いていこうと思います!
それでは
Moimoi👋